美ブログ
2022.09.26

抜け毛の種類と、予防や対策について

トリートメント中に、お客様から「最近髪がよく抜けるから気になります…」とご相談いただくことがあります。
今日のコラムは、抜け毛の種類や、抜け毛を減らす予防と対策について書いてみます。

まず、抜け毛には生理的な抜け毛(自然に抜けた毛)と病的な抜け毛(脱毛症)があります。
生理的な抜け毛(自然に抜けた毛)は1日に70本〜80本程度と言われています。
通常、毛の生え変わりは、成長期→退行期→休止期→成長期に戻る、というヘアサイクルで、
成長期にある毛は、強制的に抜かない限り抜け落ちることはありません。
今この記事を見てくださっている方、試しに自分の髪をひっぱってみてください(笑)
少しひっぱったくらいじゃ簡単に抜けないと思います。
役割を終えた休止期の毛(自然に抜けた毛)は、洗髪・ブラッシング・髪をひっぱることなどにより、簡単に抜け落ちます。
抜け毛を心配されているお客様に、ヘアサイクルや、1日に70本〜80本も抜けるとお話しすると、安心される方が多いです。

髪の毛が抜けるな、と感じる時って、入浴の時間が多いと思います。
抜け毛を減らす対策として、入浴前のブラッシングをオススメします。
事前にブラッシングをすることで、洗髪時の髪の絡まりによる抜け毛を減らすことができます。
入浴時以外だと、髪を強くひっぱることをしないということに気をつけてみてください。
髪をきつく結んだりしないことが大切です。
優しく髪を束ねることができる、シュシュやバナナクリップなどがオススメです。

次に病的な抜け毛(脱毛症)についてです。
先ほどもお伝えしたように、成長期にある毛は、強制的に抜かない限り抜け落ちることはありません。
何らかの原因で、成長期の毛(毛包)に強い障害を受け、毛の成長が止まると、摩擦などでも簡単に抜け落ちてしまいます。
こういった症状が髪に見られる場合は、1人で悩まずに皮膚科を受診してください。
私の身内で円形脱毛症になった人がいますが、触っただけでパラパラと髪が抜けてしまうと言っていました。
相談を受けた後、すぐに皮膚科に行くように伝えました。
通院して半年くらいで完治しましたが、特に病気などもなく、原因は分かっていないままだそうです。
昔はよく精神的なことが原因と言われていましたが、現在は精神的なことだけが原因ではないとされているようで、
病院で色々な検査をしたそうです。

自然に抜けた毛なのかを見分ける方法もありますが、専門的なことになるので、知りたい方は個別でご相談ください。
毛髪診断士®︎は、お医者様ではないので、診断や治療はできませんが、毛髪についての悩みを持つ人の相談を受けて、適切な髪のお手入れ方法などをアドバイスしています。

“今日も皆様の髪が健やか、艶やかでありますように”